黒川彰宣
“無題”
京都を中心に若手からベテラン作家まで取り扱う現代美術の企画ギャラリー。
1. 作家は時代に流されない独自の表現言語を有するべき。
2. 作家は身体行為によって、記憶イマージュをもっとも生き生きとした痕跡として作品上に再現出来なくてはならない。
3. 現代美術は日本美術から多くのことを学び取るべき。とりわけ琳派などの内容、形式は特筆すべきであろうし、また江戸、明治における工芸品にも多くのエッセンスがある。しかしたんなる本歌取りやうわべだけの表象に陥ることなく、オリジナリティあふれる作品であるべき。
4. 尖った、冷たい、ミニマルな感覚で、美しさや透明感を表現するのは容易いし、そういうピリッとした悪い意味での皮膚感覚のみの作品は多い。そうではなくて、トゥルンとしているのに、ある瞬間にバチッと結晶化するが、いつしかまた溶け出す・・・そのような、内から突きあげてくるような感覚の作品は素晴らしい。これは平面、立体に限らず、写真であってもそうである。
5. 従来の美術史だけの文脈にとらわれない多様性をもち、現在の流行に左右されない持続性のある作品が望ましい。
代表者:森裕一
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