瀧健太郎

Living in the Box

4Kビデオ
サイズ可変
2007-2022

参考価格: 20〜50万円未満

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瀧はこれまでアヴァンギャルドやヴィデオアートの先駆者たちの影響を受けながら、現代の「みること」と技術の関係を作品として表現してきた。ある技術が当たり前の存在となり、コモディティとして消費し始めるとき、人間とその技術の関係は主従関係ではなく、ハイブリッドな主体を築きながら相互に一つの弁証法的な議論の段階へと踏み出す。その過程で、「みること」が「みえすぎること」「みえなさすぎること」へと分裂していく。そのような可視・不可視を巡るオブジェと空間、画面と鑑賞者などの諸項目の関係が二項対立的な「地と図」の関係にあるとき、瀧はそれらの混交や転倒を作品に落とし込む。

Artist Profile

瀧健太郎

1973年大阪生まれ。武蔵野美術大学大学院映像コース修了。2002年文化庁派遣芸術家研修員、2003年 ポーラ美術振興財団の研修員として、ドイツ・カールスルーエ造形専科大でメディアアートを学び、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府博士後期課程修了。 個展に「窃視症マシン」(2020年、MORI YU GALLERY、京都)、賞歴に国際交流基金主催メディアコンペ「BIXグラーツコンペ」最優秀賞+ピーター・クック賞 (2005)など。