トーク
Expanded レビュー&トーク
今回で2回目となるExpandedセクションは、日本初の大型作品・インスタレーションに特化したセクションとしてスタートしました。豊かな鑑賞体験を提供することはもとより、大型作品の購買サイクルを創出することを目的としています。
今回のトークでは、国内外で多数の展覧会を企画すると同時に、多くのコミッションワークを手掛けている金澤韻氏と、大阪で行われる芸術・文化活動の支援や、創造活動拠点の提供を行っている千島土地株式会社の木坂葵氏をお招きし、お二人が取り組まれてきた事例を交えながら、アート作品の社会的な役割やExpandedセクションの可能性を探っていきたいと思います。
- 日時:
- 7月26日(水)18:00~19:30
- 会場:
- クリエイティブセンター大阪 2F
- ゲスト:
-
金澤韻(現代美術キュレーター)、
木坂葵(千島土地株式会社)
- 司会:
- 櫻岡聡(FINCH ARTS ディレクター)
- 参加料:
- 無料(但し、フェア入場料が別途必要)
- 定員:
- 20名 *事前申し込み優先
金澤韻(かなざわ こだま)
東京芸術大学大学院美術研究科、および英国王立芸術大学院大学(RCA)現代美術キュレーティングコース修了。熊本市現代美術館など公立美術館での12年の勤務を経て、2013年に独立。2017年4月から2020年3月まで十和田市現代美術館の学芸統括としても活動。CIMAMメンバー。コダマシーン Code-a-Machine(金澤韻+増井辰一郎)ファウンダー、アーティスティックディレクター。現代美術オンラインイベントJP共同主宰。京都芸術大学客員教授。
木坂葵(きさか あおい)
神戸大学文学部卒業。在学中よりアートマネージメントに関わり、大阪のアートシーンを中心にフリーランスで活動。2016年千島土地(株)入社後、アート事業を担当。2018年よりおおさか創造千島財団事務局長。
ハカセが愛してやまないアート:フェルメールからムパタ
福岡伸一氏は、生物学者であると同時に、アートにも造詣が深く、特に熱烈なフェルメール愛好家として知られています。世界中のフェルメール作品を訪ねた旅行記『フェルメール
光の王国』をはじめ、科学と美術を架橋する多くの著作があります。また、2025年開催の「大阪・関西万博」のプロデューサーの一人でもあります。
人の一生を越える長い歴史の中で、美術作品が辿る(生きる)不思議な運命(いのち)という大きな視野から、私達がアートを愛すること、アートをコレクションすることについて、福岡氏自身のアート遍歴を紐解きながら語っていただきます。
- 日時:
- 7月30日(日)13:30-15:00
- 会場:
- 大阪市中央公会堂 地下1F 大会議室
- ゲスト:
- 福岡伸一(生物学者 / 作家)
- 司会:
- 加藤義夫(一般社団法人日本現代美術振興協会 理事)
- 参加料:
- 1000円(但し、フェア入場料が別途必要)
- 定員:
- 50名 *要事前申し込み(先着順)
- 協力:
- 小出由紀子事務所
※後日配信予定(有料:500円)
福岡伸一(ふくおか しんいち)
1959年東京生まれ。京都大学卒。青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。分子生物学研究のかたわら、“生命とは何か”をわかりやすく解き明かす著作を多数発表。代表作にベストセラー『生物と無生物の間』『動的平衡』『福岡伸一、西田哲学を読む』など。熱烈なフェルメール・ファンとしても知られ、世界中に散らばるフェルメールの全作品を巡った旅行記『フェルメール 光の王国』も。2020年にはダーウィンの足跡を辿りガラパゴス諸島へ旅し、『生命海流 GALAPAGOS』と冒険小説『ドリトル先生ガラパゴスを救う』を上梓。読書の啓発を目指す「福岡伸一知恵の学校」主催。
アートクルーズ&トーク
スペシャルゲストによるトークとともに、堂島川~木津川の水運をめぐります。
- 共催:
- クリエイティブアイランド中之島実行委員会
- 企画・進行:
- 木ノ下智恵子(大阪大学21世紀懐徳堂、アートエリアB1)
- 各回乗船料:
-
乗船券付 ART OSAKA チケット6000円
乗船券のみ3500円
- 各回定員:
- 35名 *要事前申し込み(先着順)
- 乗船場:
-
西天満若松浜公園(中之島)[大阪市北区西天満2-1]
クリエイティブセンター大阪(北加賀屋)[大阪市住之江区北加賀屋4-1-55]
文化エリア・中之島が目指すところ
大阪を代表する文化エリア・中之島。美術館をはじめ多様な文化施設、歴史的建造物、企業、水辺環境などが共存している類まれなるエリアです。これらの資源を活用し、中之島が目指すあらたな創造性とは何でしょうか。創造ネットワーク「クリエイティブアイランド中之島」に参画する2つの施設からゲストをお招きし、島敦彦氏には美術館という観点から、服部滋樹氏には、デザイン・地域プロジェクトという観点から、お話をうかがいます。
- 日時:
- 7月29日(土)12:00 若松浜(中之島)発~
13:10 クリエイティブセンター大阪(北加賀屋)着
- ゲスト:
-
島敦彦(国立国際美術館館長)、
服部滋樹(graf代表)
島敦彦(しま あつひこ)
1956年富山県生まれ、1980年早稲田大学理工学部金属工学科卒業。1980年4月より建設準備室を経て富山県立近代美術館に勤務した後、1992年1月より国立国際美術館(大阪)に移り、2013年10月より同館副館長兼学芸課長となる。2015年4月より愛知県美術館館長、2017年4月より2021年3月まで、金沢21世紀美術館館長を務め、2021年4月より、現職。
服部滋樹 (はっとり しげき)
1970年生まれ、大阪府出身。graf代表、クリエイティブディレクター、デザイナー。京都芸術大学教授。暮らしにまつわるさまざまな要素をものづくりから考え実践するクリエイティブユニットgraf。1993年から活動を始め、異業種が集まる環境と特性を生かした新たな活動領域を開拓している。リサーチからコンセプトワーク、デザイン、設計、プログラムへとソフトからハードまで持続可能な形態を生み出す。grafでは代表を務めるほか、コンセプターとしてデザインやディレクションを行う。あらゆるデザイン領域の視点から社会を翻訳するようなアウトプットを行っている。
おおさか・水辺・アート
「ART OSAKA」が中之島と北加賀屋の2拠点で開催するようになって今年で2回目となります。水辺でつながる2つのエリアは、大阪が誇るべき、アートとクリエイティビティの宝庫です。大阪出身の2人の作家をお招きし、制作拠点、作品テーマなどの観点から「おおさか・水辺・アート」が交錯する、その先の可能性について、お話をうかがいます。
- 日時:
- 7月29日(土)13:30 クリエイティブセンター大阪(北加賀屋)発~
14:40 若松浜(中之島)着
- ゲスト:
-
大﨑のぶゆき(美術家)、
大洲大作(美術家)
大﨑のぶゆき(おおさき のぶゆき)
1975年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院修了。2021-22年文化庁新進芸術家海外研修員(ドイツ)。現在、愛知県と大阪府を拠点に活動。自身の存在を軸に世界を知覚するべく、独自の方法である描かれた絵が溶けていく作品など、世界の不確かさを視覚化する作品を制作。「イメージが消失する」という表現がもたらす感覚や思考をより深め、記憶や時間などのモチーフやイメージの存在について考察する作品を展開している。
大洲大作(おおず だいさく)
うつる/うつすことを主題とし、写真を軸に、人の営みを光と影で捉えなおす行為を続けている。1973年大阪市生まれ。
近年の展示に、flow / float(個展/ギャラリー・パルク/京都)、岡本太郎現代芸術賞展(川崎市岡本太郎美術館/2023)、六甲ミーツ・アート(神戸/2022)、Loop
Line(個展/eitoeiko/東京/2022)、未完の螺旋(個展/旧·博物館動物園駅/東京/2019)、ラブラブショー2(青森県立美術館/2017)、さいたまトリエンナーレ(埼玉/2016)など。
企画・進行
木ノ下智恵子(きのした ちえこ)
1971年生まれ。神戸芸術工科大学大学院修了。専門は現代芸術、文化政策、事業プロデュース等。神戸アートビレッジセンター美術プロデューサーを経て、2005年度より大阪大学。主には社学共創を主題に、企業・NPO・大学によるコミュニティースペース「アートエリアB1」の運営や、美術館等14機関ネットワーク事業「クリエイティブアイランド中之島」に従事。その他、行政・企業・財団等の文化政策専門委員、事業ディレクターなどがある。
連携イベント
関西広域エリア
Kansai Gallery Map
関西のギャラリー情報はこちらをご覧ください。
https://kansai-gallery-map.info/
北加賀屋エリア
「COCHI CAFE」特別出店
住之江区・粉浜のCOCHI CAFEが、今年もExpanded会場内に特別出店、スペシャルメニューをご提供いたします。
- 営業日時:
- 7月28日(金)・29日(土)11:00-19:00(L.O.18:30)/
30日(日)11:00-18:00(L.O.17:30)
- 会場:
- クリエイティブセンター大阪2F キッチンスペース
- メニュー:
- アジアのスープごはん(土日のみ)、ここにしかないおにぎり(玄米揚げおにぎり)、かき氷(いちご/キャラメルバナナプリン/ミックスジュース/ほうじ茶ミルク金時)、ドリンク(コーヒー/自家製酵素シロップのジュース)
※会期中、実店舗はお休みされますので、ご注意ください。
北加賀屋のアート関連施設の特別公開
フェア期間中、北加賀屋のアート関連施設が特別公開しています。北加賀屋全体でアートを楽しむ6日間、フェアをあわせてぜひお立ち寄りください。
- 営業日時:
- 7月28日(金)~30日(日)
[千鳥文化のみ7月22日(土)~7月31日(月)※休廊:7月25日(火)、26日(水)]
参加施設
MASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)
鋼材加工工場・倉庫跡を活用した大型アート作品の“見せる収蔵庫”。ヤノベケンジ、やなぎみわなど、国際的に活躍する現代美術作家7名の作品をご覧いただけます。
https://mask.chishima-foundation.com/
開館日時: 7月28日(金)~30日(日) 11:00-19:00
Super Studio Kitakagaya(SSK)
多様なジャンルの実力派・注目株アーティスト・クリエイターが活動する大阪最大のシェアスタジオ。 期間中はSSK内スペースにて入居者有志による展示「SSK Art Fair 2023」を開催します。
開館日時: 7月28日(金)~30日(日) 11:00-19:00
M@M(モリムラ@ミュージアム)
美術家・森村泰昌の個人美術館。5月に終了した第8回展「顔 -KAO-」を特別公開します。1階では、アロマや雑貨、かき氷など個性豊かなショップが集まる「えむの市」を開催。限定イベントをお楽しみください。
https://www.morimura-at-museum.org/
開館日時: 7月28日(金)~30日(日) 12:00-19:00(最終入館18:30)
入館料: 一般 ・大学生 600円、高校生・中学生 200円、小学生以下 無料
※えむの市は、土日のみ開催
千鳥文化
絵画を中心に制作活動を行う鬣恒太郎(たてがみ・こうたろう)の個展「Ba/ば」を開催します。本展では複数の意味を持つ「Ba/ば」という単語から、本展を通して現代における「宗教的体験」について再考する場の出現を試みます。
鬣恒太郎 個展「Ba/ば」
会期: 7月22日(土)~7月31日(月)11:30-18:00
※休廊: 7月25日(火)、26日(水)
ジェラテリア「solege」のキッチンカーが登場
kagoo(カグー)にて、ジェラテリア「solege」のみずみずしさあふれるジェラートをお楽しみいただけます。
- 日程:
- 7月26日(水)~31日(月)
※Expandedセクションの開場時間に準じます
回遊型イベント「北加賀屋クロール」
北加賀屋の店舗をチケット制で巡る回遊型イベントを初開催します。カフェや居酒屋、雑貨店、ワークショップ、銭湯など32店舗が参加。各店舗が、お得な「北加賀屋クロール特別メニュー」を用意し、みなさまをお迎えします。
- 日程:
- 7月28日(金)~30日(日)
- クロールチケット:
- 2,000円(3枚綴り) ※チケット1枚で800円相当の特別メニューが楽しめます
- 参加店舗:
- 北加賀屋エリアのカフェ、居酒屋、雑貨店、マッサージ、ワークショップ、銭湯など32店舗
- 販売場所:
-
前売 参加店舗 / 当日 参加店舗、ART OSAKA 2023 Expanded会場
※7月上旬より参加店舗で販売開始
中之島エリア
「中之島ソーシャルイートアウェイク」特別出店
公会堂のレストラン 中之島ソーシャルイートアウェイクが2階Cafe Loungeに特別出店いたします。コーヒー、その他ソフトドリンクをご用意しております。
- 営業日時:
- 7月28日(金) 13:00-19:00
7月29日(土) 11:00-19:00
7月30日(日) 11:00-17:00
- 会場:
- 大阪市中央公会堂 2階 Cafe Lounge(第7, 8会議室)
展覧会「間 そうぞうのよはく」
- 会期:
- 7月28日(金)~8月5日(土)11:30-18:00 ※定休日:7月31日(月)
- 会場:
- graf porch
- 出展作家:
- 新井碧/今村源/黒川岳/今野健太/西條茜/マーサ・タトル/松延総司/和田直祐
- 企画:
- DELTA
- 協力:
- graf、ART OSAKA
- 協力ギャラリー:
- ARTCOURT Gallery、FINCH ARTS、Gallery Nomart、HARMAS GALLERY、KOKI ARTS、TEZUKAYAMA GALLERY
- 助成:
- 大阪市助成事業
創造ネットワーク「クリエイティブアイランド中之島」参画機関との相互割引
お得な相互入場割引を利用して中之島のアートを、フェアとあわせてぜひお楽しみください!
- 連携施設
[連携期間]: - 国立国際美術館[7月8日(土)~8月6日(日)]、
graf shop&kitchen[7月28日(金)~30日(日)]
- 企画協力:
- クリエイティブアイランド中之島実行委員会