石黒賢一郎

ガスマスクを被らなければならない

油彩、キャンバス
116×40cm
2016

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一流のリアリズム作家・石黒賢一郎の画業から象徴的な作品をピックアップした個展を開催。驚異的に詳細な描写以上に、その人物を深く知ることにより見えてくるものを絵画化し、作品の何処を小さく切り取っても、一つのオブジェとして成立することに重点を置く。アニメの世界観が融合された世界観は、写実絵画でありながら非現実的で、その独特な魅力により国内外で高い評価を得る。90年代に描かれた風景画、バーミヤンの遺跡が破壊されたことに衝撃を受け取り組み始めたガスマスクシリーズや廃墟シリーズ、スペイン滞在中に自己を見つめるなかで描き始めたアニメシリーズを展覧予定。近年は絵画の領域から飛び出し、プロジェクションマッピングの使用や等身大のキャラクターパーツの作成、オリジナルストーリーに基づいた総合表現の提案にまで、その活動を展開している。彼の作品が一同に会する展覧会は珍しく、絵画だけにとどまらない彼だけの世界を展覧する。

Artist Profile

石黒賢一郎

1967年 静岡県生まれ
1994年 多摩美術大学大学院修了
2001年 文化庁派遣芸術家海外研修員としてアカデミア・ペーニャ(スペイン)修学
2002年 コンプルテンセ大学修学
現 広島市立大学芸術学部准教授、静岡県湖西市ふるさと大使

主な個展
2004年 個展 日動画廊 / 東京  
2009年 個展 ART FAIR TOKYO / 東京
2014年 個展 VOLTA10 / スイス・バーゼル

主な受賞歴
1999年 第34回昭和会展 日動火災賞受賞「日動画廊」
2007年 第7回前田寛治大賞佳作賞1席受賞「日本橋髙島屋・倉吉博物館」

主な所蔵
浜松市立美術館、ホキ美術館展、鶴の来る町ミュージアム