西野康造
宙に架かる 2020
チタン合金
直径 720 cm
2020
撮影: 表恒匡
雲と宇宙の間に広がる世界、地球を見下ろしながら自由に歩き回れる
“成層圏”をイメージしたインスタレーションを創ります。
繊細でダイナミック、チタン合金の線材を溶接した緻密な手仕事と構造美で、
西野康造は雄大な自然と戯れる大型彫刻を生み出し、
数多くのパブリックアートも手掛けている彫刻家です。
ART OSAKA 2024では、建築空間と呼応し時空の広がりを体感させる、
トラス構造を応用した作品シリーズで展示を構成します。
奥行き60mの展示空間には、直径9m・7.2m・6mの円環と、
26m・10mに及ぶ水平ブリッジの大型彫刻が、それぞれに
一点の支柱のみで支えられた状態で(キャンティレバー方式)中空に浮びます。
地球を包み対流する大気のように、ブルーグラデーションの
優美な曲線どうしが混ざりあい、浮遊して漂い、澄み渡った空間が広がります。
西野の最大規模のインスタレーションとして、
広大無辺な宇宙に繋がる体験を存分にお楽しみください。
Artist Profile
西野康造
1951年 兵庫県生まれ
1977年 京都市立芸術大学彫刻専攻科修了
主な個展
2024年 個展 アートコートギャラリー / 大阪
2023年 個展「 宙の記憶̶ケツァルコアトルスの憂い」 石神の丘美術館 / 岩手
2017年「 港都KOBE芸術祭」 神戸港 / 兵庫
主な受賞歴
2021年 第42回中原悌二郎賞
2019年 令和元年度京都市文化功労者 表彰
2011年 第15回本郷新賞
主な所蔵
4ワールドトレードセンター / ニューヨーク、上海当代芸術博物館、東京国立近代美術館 など
Gallery Information
アートコートギャラリー
2003年の設立以来、野村仁、今井祝雄、村上三郎など日本戦後美術を牽引してきた作家、「工芸」を新たな領域へと拡張・深化させる秋山陽、福本潮子、石塚源太など、国際的評価の確立した美術家から実力ある若手まで、コンセプト・素材・技術ともに独自性に富む優れた現代美術を紹介。ギャラリー空間を活かした刺激的な企画展のほか、海外での展示コーディネート、建築空間への作品設置、国内外の美術館・財団への販売を手掛ける。2018年には、京都・北白川にビューイングルーム「ACG Villa Kyoto」をオープンし、多角的なアプローチで日本の現代美術の発信拠点となることを目指している。
代表者:八木 光惠
〒530-0042 大阪府大阪市北区天満橋1-8-5 OAPアートコート1F
TEL: +81(0)6-6354-5444
FAX: +81(0)6-6354-5449
E-mail: info(at)artcourtgallery.com