福岡道雄

私達は本当に怯えなくてもいいのでしょうか(椿)

木、FRP
120×30×30cm
2000

参考価格: 200〜500万円未満

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1936年、大阪府堺市に生まれる。生後まもなく中国北京に渡り、終戦後に帰国。中学2年まで滋賀県海津で過ごす。早くから彫刻家を志し1955年大阪市立美術研究所彫刻室に入所。1958年海辺の砂に石膏を流し込んだ「SAND」シリーズを初個展で発表し注目される。以降、反芸術的作品「何もすることがない」、ため息を彫刻素材として捉えた「ピンクバルーン」。黒い箱状のアトリエや周辺の光景、波の表情による彫刻。平面に言葉を刻み込んだ「僕達は本当に怯えなくてもいいのでしょうか」など戦後の日本における現代美術を代表する彫刻家の一人として国内外で多数の展覧会に発表をつづけるが、2005年、想像力の回帰を自覚し「つくらない彫刻家」となる。主な展覧会として「現代美術の新世代展」(東京国立近代美術館、1966)、「第16回サンパウロ・ビエンナーレ」(1981)、「ヨコハマトリエンナーレ2014」、「福岡道雄 つくらない彫刻家」(国立国際美術館、大阪、2017)などがある。

Artist Profile

福岡道雄

1936年 大阪府生まれ

主なグループ展・個展
1966年「現代美術の新世代展」東京国立近代美術館 
1981年「第16回サンパウロ・ビエンナーレ」 / ブラジル 
2017年「福岡道雄 つくらない彫刻家」国立国際美術館 / 大阪 

主な受賞歴
1977年 第8回中原悌二郎賞優秀賞

主なパブリックコレクション
国立国際美術館、大阪市中之島美術館、東京都現代美術館